JavaA2Z

KAB-studio > プログラミング > JavaA2Z > booleanとは

boolean

日本語 真偽値型
英語 boole type
ふりがな ぶーりあん
フリガナ ブーリアン

解説

プリミティブ型のひとつ。
trueもしくはfalseを格納するための
ラッパークラスBooleanクラス
 
boolean変数に格納できるのは「true」「false」の2種類のbooleanリテラルのみ。
boolean変数はたった2種類のbooleanリテラルのみを格納する。整数値や文字列は格納できない。プリミティブ型でありながら、他のプリミティブ型とは大きく異なるである。
 
論理値を格納できるであり、論理演算うことができる。
&&演算子||演算子!演算子を使用して論理演算うことができる。
==演算子<演算子>演算子といった比較演算子戻り値もbooleanであり、「true」「false」のどちらかを返す。
また、ifwhileといったステートメントはboolean変数評価対象とし、「true」か「false」かによって処理を変更する。
 
一般に「true」は「真」「正しい」「OK」等肯定的な意味を持ち、「false」は「偽」「誤り」「BAD」等否定的な意味を持つ。
ただし、truefalseの意味は状況によっては解釈が曖昧になる。
たとえばbooleanを返すerrorCheck()というメソッドがある場合、このメソッドtrueを返すのは「エラーが見つかった場合」なのか「エラーがなくて問題ない場合」なのか、2通りの解釈ができてしまう。
そういった問題を避けるため、boolean変数や、boolean戻り値にするメソッドは必ずisを頭に付けることが望ましい。

参考サイト


(KAB-studioからのおしらせです)

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// Sample.java
public class Sample
{
    public static void main( String[] args )
    {
        // boolean型変数を作ります。
        boolean b = true;
        System.out.println( b );
        // true

        // boolean型変数にはtrueとfalse以外入りません。
        // b = 100;
        // 型の不一致: int から boolean には変換できません。

        // 基本的に算術演算子は使えません。
        // b = b + 1;
        // b = b + false;
        // 演算子 + は引き数の型 boolean, boolean で未定義です。

        // ! は、trueをfalseに、falseをtrueに変換します。
        b = !b;
        System.out.println( b );
        // false

        // ちなみに、System.out.println() が
        // 「true」や「false」と出力するのは、
        // 別にboolean型変数にこういった
        // 文字列が入っているわけではなく、
        // System.out.println( boolean )がそういう処理を
        // 行っているというだけのことです。
    }

    /**
    *   エラーチェックメソッド。
    *   ↑なんてテキトーにコメントが付いていると、
    *   trueとfalseの意味が分かりません。
    *   だからこれは悪い例。
    */
    private boolean errorCheck()
    {
        // エラーが見つかったらtrueを返す?
        // エラーがなかったらtrueを返す?
        return true;
    }

    /**
    *   エラーチェックメソッド。
    *   ↓このメソッド名なら、エラーがあったときにtrueが
    *   返るのは明白です。だからこれが良い例。
    */
    private boolean isError()
    {
        // エラーが見つかったらtrueを返します。
        return true;
    }
}
// Sample.java
public class Sample
{
    public static void main( String[] args )
    {
        // boolean型変数を作ります。
        boolean b = true;
        System.out.println( b );
        // true

        // boolean型変数にはtrueとfalse以外入りません。
        // b = 100;
        // 型の不一致: int から boolean には変換できません。

        // 基本的に算術演算子は使えません。
        // b = b + 1;
        // b = b + false;
        // 演算子 + は引き数の型 boolean, boolean で未定義です。

        // ! は、trueをfalseに、falseをtrueに変換します。
        b = !b;
        System.out.println( b );
        // false

        // ちなみに、System.out.println() が
        // 「true」や「false」と出力するのは、
        // 別にboolean型変数にこういった
        // 文字列が入っているわけではなく、
        // System.out.println( boolean )がそういう処理を
        // 行っているというだけのことです。
    }

    /**
    *   エラーチェックメソッド。
    *   ↑なんてテキトーにコメントが付いていると、
    *   trueとfalseの意味が分かりません。
    *   だからこれは悪い例。
    */
    private boolean errorCheck()
    {
        // エラーが見つかったらtrueを返す?
        // エラーがなかったらtrueを返す?
        return true;
    }

    /**
    *   エラーチェックメソッド。
    *   ↓このメソッド名なら、エラーがあったときにtrueが
    *   返るのは明白です。だからこれが良い例。
    */
    private boolean isError()
    {
        // エラーが見つかったらtrueを返します。
        return true;
    }
}

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update:2006/01/17
このページは、Javaプログラミング言語についての用語を網羅した辞書「JavaA2Z」の一ページです。
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