ラベル
日本語 | 張り紙、付箋 |
英語 | label |
ふりがな | らべる |
フリガナ | ラベル |
プログラム上の「目印」。
プログラムの「ラベル名:」という記述を「ラベル」と言い、通常は「ラベル名」に処理を移動するために使用する。
「ラベル名:ステートメント」と記述することで、「ラベルステートメント」となる。
ラベルステートメントのステートメント内で、breakの使用時にラベル名を指定することで、そのステートメントの直後に処理を移すことができる。
また、同じくcontinueの使用時にラベル名を指定することで、そのステートメントの「次の周」に移ることができる。
switchステートメントでは、「case ラベル:」と指定することで、switchの評価結果が「ラベル」と一致するものに処理を移すことができる。
ただし、ラベルには整数値のみ使用することができる。
以上のように、Javaではラベルの使用に制限がある。
C言語のgotoのように、自由な移動が行えるわけではないが、その分、安全に使用することができる。
以上とは別に、ウィンドウ上に表示する「変更を行わない、表示のみの文字列」のことを「ラベル」と言う。
ラベルはAWTのLabelクラスもしくはSwingのJLabelクラスを用いて表示する。
プログラムの「ラベル名:」という記述を「ラベル」と言い、通常は「ラベル名」に処理を移動するために使用する。
「ラベル名:ステートメント」と記述することで、「ラベルステートメント」となる。
ラベルステートメントのステートメント内で、breakの使用時にラベル名を指定することで、そのステートメントの直後に処理を移すことができる。
また、同じくcontinueの使用時にラベル名を指定することで、そのステートメントの「次の周」に移ることができる。
switchステートメントでは、「case ラベル:」と指定することで、switchの評価結果が「ラベル」と一致するものに処理を移すことができる。
ただし、ラベルには整数値のみ使用することができる。
以上のように、Javaではラベルの使用に制限がある。
C言語のgotoのように、自由な移動が行えるわけではないが、その分、安全に使用することができる。
以上とは別に、ウィンドウ上に表示する「変更を行わない、表示のみの文字列」のことを「ラベル」と言う。
ラベルはAWTのLabelクラスもしくはSwingのJLabelクラスを用いて表示する。
参考サイト
- (参考サイトはありません)
// Sample.java
import java.awt.Label;
import java.awt.Container;
import javax.swing.JFrame;
import javax.swing.JPanel;
import javax.swing.JLabel;
public class Sample
{
public static void main( String[] args )
{
// 「ラベル名:ステートメント」が「ラベルステートメント」
// となります。
// breakでラベル名を指定することで、ラベル名の後の
// ブロックのすぐ外へと移動することができます。
label_out:
{
System.out.println( "外側ループ開始" );
for( int iF1 = 0; iF1 < 2; ++iF1 )
{
System.out.println( "内側ループ開始" );
for( int iF2 = 0; iF2 < 100; ++iF2 )
{
System.out.println( iF1 + ", " + iF2 );
if (
( iF1 == 0 ) &&
( iF2 == 2 )
)
{
// 普通のbreak。
break;
}
if (
( iF1 == 1 ) &&
( iF2 == 2 )
)
{
// ラベルを指定したbreak。
break label_out;
}
}
}
}
System.out.println( "label_outのブロックの外。" );
// 外側ループ開始
// 内側ループ開始
// 0, 0
// 0, 1
// 0, 2
// 内側ループ開始
// 1, 0
// 1, 1
// 1, 2
// label_outのブロックの外。
// このように、「break ラベル名;」という形で
// 「ラベル名:{}」のすぐ後に移動します。
int i = 1;
// switch内で「case ラベル:」を指定することで、
// そのラベルの値に処理が移ります。
switch( i )
{
case 0:
System.out.println( "ぜろ" );
break;
case 1:
System.out.println( "いち" );
break;
case 2:
System.out.println( "に" );
break;
default:
System.out.println( "でふぉると" );
break;
}
// いち
// Java言語仕様とは別に、画面に表示する「固定文字列」を
// 「ラベル」といいます。
// フレームウィンドウを作ります。
JFrame jFrame = new JFrame( "ウィンドウタイトル" );
// 「閉じるボタン」が押されたら終了するようにします。
jFrame.setDefaultCloseOperation( JFrame.EXIT_ON_CLOSE );
// フレームウィンドウの位置とサイズを決めます。
jFrame.setBounds( 0, 0, 400, 300);
// テキストフィールドを置くパネルを作ります。
JPanel jPanel = new JPanel();
// Labelクラスを使用して、ダイアログに表示する文字列を
// 貼り付けます。これがラベルです。
Label lable = new Label( "ラベル(AWT版)" );
jPanel.add( lable );
// JLabelクラスを使用して、ダイアログに表示する文字列を
// 貼り付けます。これもラベルです。
JLabel jLabel = new JLabel( "ラベル(Swing版)" );
jPanel.add( jLabel );
// フレームウィンドウにパネルをセットします。
Container container = jFrame.getContentPane();
container.add( jPanel );
// そしてウィンドウを表示します。
jFrame.setVisible( true );
}
}
import java.awt.Label;
import java.awt.Container;
import javax.swing.JFrame;
import javax.swing.JPanel;
import javax.swing.JLabel;
public class Sample
{
public static void main( String[] args )
{
// 「ラベル名:ステートメント」が「ラベルステートメント」
// となります。
// breakでラベル名を指定することで、ラベル名の後の
// ブロックのすぐ外へと移動することができます。
label_out:
{
System.out.println( "外側ループ開始" );
for( int iF1 = 0; iF1 < 2; ++iF1 )
{
System.out.println( "内側ループ開始" );
for( int iF2 = 0; iF2 < 100; ++iF2 )
{
System.out.println( iF1 + ", " + iF2 );
if (
( iF1 == 0 ) &&
( iF2 == 2 )
)
{
// 普通のbreak。
break;
}
if (
( iF1 == 1 ) &&
( iF2 == 2 )
)
{
// ラベルを指定したbreak。
break label_out;
}
}
}
}
System.out.println( "label_outのブロックの外。" );
// 外側ループ開始
// 内側ループ開始
// 0, 0
// 0, 1
// 0, 2
// 内側ループ開始
// 1, 0
// 1, 1
// 1, 2
// label_outのブロックの外。
// このように、「break ラベル名;」という形で
// 「ラベル名:{}」のすぐ後に移動します。
int i = 1;
// switch内で「case ラベル:」を指定することで、
// そのラベルの値に処理が移ります。
switch( i )
{
case 0:
System.out.println( "ぜろ" );
break;
case 1:
System.out.println( "いち" );
break;
case 2:
System.out.println( "に" );
break;
default:
System.out.println( "でふぉると" );
break;
}
// いち
// Java言語仕様とは別に、画面に表示する「固定文字列」を
// 「ラベル」といいます。
// フレームウィンドウを作ります。
JFrame jFrame = new JFrame( "ウィンドウタイトル" );
// 「閉じるボタン」が押されたら終了するようにします。
jFrame.setDefaultCloseOperation( JFrame.EXIT_ON_CLOSE );
// フレームウィンドウの位置とサイズを決めます。
jFrame.setBounds( 0, 0, 400, 300);
// テキストフィールドを置くパネルを作ります。
JPanel jPanel = new JPanel();
// Labelクラスを使用して、ダイアログに表示する文字列を
// 貼り付けます。これがラベルです。
Label lable = new Label( "ラベル(AWT版)" );
jPanel.add( lable );
// JLabelクラスを使用して、ダイアログに表示する文字列を
// 貼り付けます。これもラベルです。
JLabel jLabel = new JLabel( "ラベル(Swing版)" );
jPanel.add( jLabel );
// フレームウィンドウにパネルをセットします。
Container container = jFrame.getContentPane();
container.add( jPanel );
// そしてウィンドウを表示します。
jFrame.setVisible( true );
}
}
// Sample.java import java.awt.Label; import java.awt.Container; import javax.swing.JFrame; import javax.swing.JPanel; import javax.swing.JLabel; public class Sample { public static void main( String[] args ) { // 「ラベル名:ステートメント」が「ラベルステートメント」 // となります。 // breakでラベル名を指定することで、ラベル名の後の // ブロックのすぐ外へと移動することができます。 label_out: { System.out.println( "外側ループ開始" ); for( int iF1 = 0; iF1 < 2; ++iF1 ) { System.out.println( "内側ループ開始" ); for( int iF2 = 0; iF2 < 100; ++iF2 ) { System.out.println( iF1 + ", " + iF2 ); if ( ( iF1 == 0 ) && ( iF2 == 2 ) ) { // 普通のbreak。 break; } if ( ( iF1 == 1 ) && ( iF2 == 2 ) ) { // ラベルを指定したbreak。 break label_out; } } } } System.out.println( "label_outのブロックの外。" ); // 外側ループ開始 // 内側ループ開始 // 0, 0 // 0, 1 // 0, 2 // 内側ループ開始 // 1, 0 // 1, 1 // 1, 2 // label_outのブロックの外。 // このように、「break ラベル名;」という形で // 「ラベル名:{}」のすぐ後に移動します。 int i = 1; // switch内で「case ラベル:」を指定することで、 // そのラベルの値に処理が移ります。 switch( i ) { case 0: System.out.println( "ぜろ" ); break; case 1: System.out.println( "いち" ); break; case 2: System.out.println( "に" ); break; default: System.out.println( "でふぉると" ); break; } // いち // Java言語仕様とは別に、画面に表示する「固定文字列」を // 「ラベル」といいます。 // フレームウィンドウを作ります。 JFrame jFrame = new JFrame( "ウィンドウタイトル" ); // 「閉じるボタン」が押されたら終了するようにします。 jFrame.setDefaultCloseOperation( JFrame.EXIT_ON_CLOSE ); // フレームウィンドウの位置とサイズを決めます。 jFrame.setBounds( 0, 0, 400, 300); // テキストフィールドを置くパネルを作ります。 JPanel jPanel = new JPanel(); // Labelクラスを使用して、ダイアログに表示する文字列を // 貼り付けます。これがラベルです。 Label lable = new Label( "ラベル(AWT版)" ); jPanel.add( lable ); // JLabelクラスを使用して、ダイアログに表示する文字列を // 貼り付けます。これもラベルです。 JLabel jLabel = new JLabel( "ラベル(Swing版)" ); jPanel.add( jLabel ); // フレームウィンドウにパネルをセットします。 Container container = jFrame.getContentPane(); container.add( jPanel ); // そしてウィンドウを表示します。 jFrame.setVisible( true ); } }